時期に見合った環境に身を置く事が合理的に生きるということ
2019年 10月 07日
先日、とある大学のキャンパスツアーにfと一緒に参加しました。
まずは、教室で学校の説明を聴き、その後、8名ずつの班に別れ、学生さんにキャンパスを案内していただきました。
とても興味深い学習内容を説明され、こんなに楽しそうな勉強ができるのかと思いました。
本人がやる気もなくこの環境に置かれたとしたら、せっかく面白い最高の勉強ができたとしてもつまらないものにしか思えないのだろうなと思いました。
もし、がむしゃらなほどこのことが知りたいとか、目標のために学びたいとか、そんな気持ちが湧いてきた時であれば、きっと最高な学びの場となると思いました。
入学の時期はいわゆるストレートで入学するのがいいのか、時期を待って入学するのがいいのかと考えると、断然、後者なのです。
精神的に不安定になりやすい敏感なタイプの子は、世間のテンプレートにのっとった年齢と学年の一致は望まなくて良いと思いました。
先日会ったママさんは、「大学浪人をさせたらさらに脱線したとみなされて一流企業への就職は無理だから、現役で大学進学をしてほしい。」とおっしゃってました。
そちらのお子さんは中高一貫校の高校2年生になる前に転校しました。
なので、「さらに」とおっしゃいました。
私としては、転校することも大学浪人をすることも、脱線したとは思わないので、世間というものは何という暗黙のルールを作っているのかと残念に思いました。
人はその時の心身の状態や環境に見合ったことができればよいのだと、世間様が思える日が来ることを祈るばかりです。
社会に出るのが少しばかり遅くなっても、それが本人にとって良い時期となるのなら良いと思います。
そうすることが親としても焦らないポイントとなるでしょう。
「山は動いた」とかつて元社会民主党党首の土井たか子さんがおっしゃいました。
動くはずの無い山が動いたほどの変革があったのです。
「我が子も動いた」
となる日も来るに違いない。
本人なりに下準備はしているはず!です。