緘黙の症状だと気づかないことも多いと思います。
保護者やご本人はもとより多くの皆さんに知っていただきたい症状など
ご紹介させていただけたらと思っています。
また、治療法なども、シェアできるといいと思います。
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fは家から一歩外に出ると会話をしようとはしません。
例えば、
電車の中で、ちょっとした言葉かけに
”話すのやめて”というように
人差し指を胸の前で立てて”しーのポーズ”をとり
苦い顔をしていました。
道を歩いているときもその様な感じでした。
「なぁに?
たわいもない話なんだから別にいいじゃない。
誰も聞いてやしないわよ。」
と、むっとしたものですが、
これは緘黙の症状だったのです。
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緘黙はそうなる素質があり、
心のダメージによって
引き起こされるものの様です。
今まで治療をお願いしたクリニックでは
どこでも緘黙の治療はできないと言われました。
症例の少ない緘黙のこと自体、ご興味がないというところです。
なので、わからないことを治療できないのでしょう。
心理さんによる
認知行動療法を受け、今後は箱庭療法に取り掛かるというところです。
中学校の先生のfに対する言動により、教室に行けなくなりました。
そのことで、SCから「不安症が強くなったので薬物治療を考えてください。」
と、クリニックを紹介されました。
薬物治療というものを嫌っていると
浅はかだと言われてしまいそうですが、
副作用や断薬の難しさなどを考えると慎重になります。
ましてや、教室に行くためだけに薬を飲むのはどうなのかと思っています。
薬を飲んだとしても先生を怪訝に思う気持ちが変わるというものではないのです。
大事な時に緊張を和らげるための頓服ならまだよいのですが
今、薬の治療はしないつもりです。
ちなみに、「先生たちを許してあげる。」という気持ちで接していこうと話し合っています。
そういうことからすこしずつ、心の傷をいやしていけるといいと思っています。
あと3年は長いですが。
正直、私にとっても難題ですが、私の意識が変わらないといけないと自分に鞭打っています。(-_-;)
fが小さい頃、人との会話が少なかった背景に
言葉のLDが関係しているのかもしれないと思っています。
うまく気持ちを表現できないのかもしれないと思ってみたりもします。
まあ、「今これやっているんだから、邪魔しないで。あっち行って。」などと言えるのだから
言葉のLDがあっても、それほど不自由することもないのかもしれません。
何らかの訓練と本人の意識に訴えかける療法を
模索していこうと思います。
薬物を使わない不安症の療法に
森田用法というものがあります。
これが認知されなくなった背景に、
薬を併用すると効果が薄れるという側面があったようです。
医療の現場では、薬と併用する傾向があることから
そうなってしまったとのことです。
それに代わって認知行動療法が主流になってきたとのこと。
ならば、薬を使わずに森田療法を試してみるのもよいのだとおもいました。
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この絵、お嫁に行きました。
また描きます。