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愛おしい贈り物

Gifted で場面緘黙症(不安性)でHSCの子供の成長日記。Giftedtと場面緘黙症とHSCのことを知っていただきたい思いで書いています。

緘黙の症状とつらさを理解しない学年の教員たち(記録)

 f は、遅刻をしないようにと、朝は7時過ぎでも間に合うところ6時半に家を出て遅刻をしないようには心がけています。
しかし、 f は登校時、乗り換えの駅でおなかが痛くなって、そこで休んでから登校することがあります。
その際、5分前後の遅刻をし、年間で7回を超えてしまいました。
規則により、先週、学年主任と担任を含め4者面談をしました。



その面談でも、学年主任は「おなかが痛くならない工夫をしていないのがいけない。」と叱りました。
また、f の緘黙の症状をとりあげ
「話をしない。提出物を出しに職員室に行かない(行けないのですが。)」ということを叱りました。
そして、「そんな人は、大学生になると潰れます。
ホストファミリーにも相当迷惑をかけたと思います。
貴重なホストファミリーを f 君のせいでひと家族失うかもしれません。」と学年主任は続けました。

 f はひきつった顔をしていました。
私は頭の中で「緘黙の症状をののしるのはやめなさい。」と叫んでいました。
 f は何も悪くないのに、緘黙なのに学校に行っているだけで頑張っていると思うのです。
なのに、もっともらしい理由を並べて f を叱ります。

緘黙のリーフレットを渡しているのですが、
それを教員たちはどなたも読んでいる気配もありません。

主任をはじめ担任も学年の先生方も緘黙の理解をしようとはせず、言い訳もできない子供を傷つけるだけです。
スクールカウンセラーにも相談し緘黙のことを説明してほしい旨を伝えたのですが、なぜだか何も理解しないのです。
しようとなさらないのが現実だと思います。

どこの学校でもそうなのかと、ネガティブになってしまいます。

面談を離れ、廊下で数学の女性教師にあいました。
私が「提出物を出していないので出させてください。」と声をかけると、
 f の目をじっとにらんで「中学生なんだから、一人で来なさい。」と、言いました。

ひきつる子供の顔を見てたまらず、
「(職員室に行けないのは)緘黙と緘動(のせい)なので」と私がつい言ってしまったら、
女性教師はより大きな声になって「 f は、知ってることもはなさないんですよ。ハローっといっても言わないし…」
と、反論のおつもりのように突っかかってきたという状況でた。

もちろん抗議すべきですが、教員には話ができず反論もできない子供を学校に預けています。
このあと子供が学校でこの教員からどんな仕打ちをされるかと思うとその場を収めるしかないのです。
そもそも、とっくに症状のことを説明しているのに教員は理解しようともしてないわけです。
高校進学を他校にするにしても、どんな申し送りをされるかわかりません。
悔しい思いのまま、涙を抑え、
そのあとはいつものように私がひたすら謝っていました。


こうなるのも、学年主任が、「ダメな子供をかばう過保護な親だ」と認識し、学年の先生方は同意にいたっていると思います。
主任も「他の先生方も、f 君はこちらの質問に答えないと言ってます。YesかNoかで答えさせる問いかけにやっと返事します。」などと面談でもおっしゃってました。
なので、
少なからずとも、主任は、緘黙の症状を「悪いこと」だという前提で学年の先生方に話しをしていることと思われます。

その結果、主任も学年の先生方も「それ(緘黙の症状)は注意してよいものだ。叱ってもいいのだ。」と認識され、私が緘黙のことを口にすると「甘いんだよ」とでも言いたげに逆切れになるのだと思います。

集団の心理というものは、数や力の後ろ盾があれば、間違っていることまで正当化できるのでしょう。
しかも、絶対的権力のある大人が、子供に矛先を向けるのですから、こんな理不尽なことがあるものかと思います。

何かをしてほしいからこうして訴えているのではありません。

私は只ただ、緘黙のことやそのつらさを理解していただいて、金縛りのように自分ではどうにもできない症状に対して叱らないでほしいだけなのです。

世間の大人の方もお子さんたちも、(たとえ、全てを理解するのは難しくても、)「わざとじゃない」ということはご理解してくださるのですが、
教員だけが理解しようとしないのです。

f はお友達がいるこの付属の高校進学がいいのだと思いますが、こういう理不尽な対応をされ続けるのかと思うとつらいです。

追記
# この私立中学は子供達を、学校に見合わないと判断することで排除に追いやるのでしょう。
「うちの学校に合わないのではないか」と言われた親御さんや、
こうして追い詰められて転校していかれた発達障害を持つお子さんもいらっしゃいました。

我々がされているこういった教員たちの対応は、愛情の上に成りたつとは思えません。
「合理的配慮」を「特別扱い」という主任の考え方によって、親子を精神的に追い詰めるという排除の方法なのでしょう。



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by suzu62taha88 | 2017-10-04 07:46 | 中学3年、vs学校の辛い日々

by りかこ
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