家庭におけるGifted教育。過敏な精神の理解をしサポートをすること。
2016年 09月 09日
外からのものあたりが物凄く刺激的に感じたならば、それを我慢するというコントロールなど効かないことでしょう。
しかし、その子供を慰めるためについ「そんなの気にしないでいいのよ。」とか「なんでそんなことで怒るのよ。」などと言ってしまいます。なんとも的外れです。わかっているけどやめられないのよねぇ。
当人達は、並外れた感受性に苦しめられているのです。
我慢できないレベルなので耳をふさいだり怒り出したり逃げたりするのです。
感情のコントロールができるレベルではないのです。
ここのところの理解はなかなかされず、誤解されてしまうところなのです。
つまり、感情のコントロールに問題があるのではなく、敏感に感じてしまうところに問題があるのです。
我慢できないことにスポットライトを当てるのではなく、敏感なところにそれを当てれば理にかなうのです。
わがままなんかじゃなくて、
敏感に刺激をキャッチできてしまうので
我慢できずにその反射(反応)をしてしまう
というわけですね。
例えば、皮膚に塩をすりこんでもなんともないけれど、傷口に塩をもみこんだなら悲鳴をあげるほどの痛みが走ります。
こういったことだと理解すればその子の理解ができることでしょう。
この過敏さはすなわち脳のどこかがとっても発達していると考えられるのです。
それならばGiftedな子供達が何かしらに異常に敏感なのは頷けます。
「感情起伏の激しい奴だ。」
と、相手が思って、相手に馬鹿にされてしまえば、そのあと、からかいやいじめの対象となるかもしれません。
「この人は、こんなに苦しいと感じている。」という理解がされているだけでもこの人の解釈も変わっていくことだと思います。(希望的観測でしょうか。)
それから、
他への理解のみならず、本人の受け止め方も変えていきたいものです。
この子達に必要なのは「鈍感力」です。
持って生まれた過敏さを払拭するなど、簡単なことではないのですが、
「脳内革命」とやらが必要なのかもしれません。
(本の宣伝か?(笑))
fの場合は、友達がぶつかってきたのに謝らない。とか、気に入らないというようなことを言います。
被害妄想かとも思ってこちらもイライラして、「相手だって悪気ないでしょ。許す気持ちも大切なのよ。そのくらいでなにいってるの。」と言ってしまうのが現実です。
まずは寄り添い「それは辛かったね。」と受容することが第一歩なんでしょうね。
そのあとはあったことを振り返り、頭の整理をしていく。
本人が冷静に気づくことがあればいいというものです。
理想と現実は違いますね。
後々、自分が過敏であり、一般的には少しばかり周りの方は薄く感じるんだと受け入れ、
感じたことにこだわりすぎず流せる強い精神を鍛えていけたらいいのですが。
鈍感力、鈍感力。
普通のストレス解消と同じように、
嫌なことはお話しして軽いものにしてしまうのもひとつです。
結局のところ、
受け入れて考えさせる。
に尽きると思います。
話し相手になってあげることが一番のサポート。
まずは、敏感なんだと広めることも前提にです。
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